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RESEARCH PROJECT

理工学部ならではの基礎学問的な研究分野において、少数精鋭の研究者が没頭して研究できる環境を提供します。

■数論幾何的予想の解決に向けた挑戦的研究

図
数学、特に整数論は環境や自然現象を記述し理解する手段として、人類文明の黎明期より存在して来ました。数論幾何は、整数論の問題に幾何学的な直感を用いる分野です。研究対象が素朴で歴史が長いにも関わらず、21世紀に入ってからも、急速に発展しています。
この研究では、ポリログ層と呼ばれる大事な数論幾何的対象を具体的に解明することを通して、様々な数論幾何的予想の解決を目指します。
坂内 健一

KiPAS主任研究員

坂内 健一

(数理科学科 准教授)

整数論/数論幾何

楕円曲線やアーベル多様体の整数論、特にこれらの多様体の数論的な性質とL関数の特殊値の関係にまつわる予想を研究しています。特に、ポリログ層と呼ばれる数論幾何的対象の具体的表示を解明することを通して、様々な数論幾何的予想の解決を目指します。

山本 修司

KiPAS研究員

山本 修司

(准教授)

スターク・新谷予想/多重ゼータ値

代数的整数論・解析的整数論の分野で、主にゼータ関数の特殊値に関する研究をしています。
無限級数や積分などの解析的な計算と組合せ的な考察とをうまく使い分けながら具体的な関係式を導いたり、その背後にある新しい数学的対象を探ったりするのが好きです。

■強相関量子多体現象を定量的に解析・予言できる量子場理論の開発研究

図
現代社会を支える半導体テクノロジーの次に来る新しい基盤科学の構築を目指し、粒子同士の相互作用が決定的に重要な役割を果たす量子多体現象の理論的研究を行います。
超伝導・超流動現象に代表される、非常に多くの粒子が複雑に相互作用することで生み出される秩序状態(量子凝縮状態)を定量的に解析することができ、更には新奇現象をも予言できる量子場理論の開発を目指します。
大橋 洋士

KiPAS主任研究員

大橋 洋士

(物理学科 教授)

凝縮系理論物理学/超伝導/超流動/強相関電子系

超伝導などの電子物性、原子ガスのボーズ凝縮、フェルミ原子気体における超流動の理論研究を行っている。特に近年、フェルミ気体におけるBCS-BECクロスオーバーの解明に重点的に取り組んでいる。これは当該研究領域における最重要課題の一つであるだけでなく、高温超伝導、強相関電子研究とも密接に関連している。

猪谷 太輔

KiPAS研究員

猪谷 太輔

(専任講師)

凝縮系物理学理論/超伝導/超流動

強相関電子系や液体ヘリウム3、冷却フェルミ原子気体などで実現している異方的超伝導・超流動現象の理論的研究を行っている。特に、p波相互作用するフェルミ原子気体において、強い引力相互作用に起因する超流動揺らぎが系の物性に与える影響を、場の量子論を用いて研究している。

■ナノクラスターの秩序集積によるシステム化学

図
光応答、触媒活性、磁性といった物質機能の最小単位は、原子数にして数10から千個程度の集合体(ナノクラスター)です。
私たちはナノクラスターを起点として、より高次の階層物質であるナノクラスターの集積体に焦点を定め、秩序性と均一性が織りなすナノクラスター集積体の物性を「システム化学」として明らかにし、新たなナノ機能材料科学の基盤を構築することを目指します。
中嶋 敦

KiPAS主任研究員

中嶋 敦

(化学科 教授)

ナノ物理化学/ナノクラスター/レーザー科学

光応答、触媒反応性、磁性といった物質機能の最小単位は、原子数にして数10から千個程度のナノメーターの大きさの集合体(クラスター)です。わたしたちは、ナノメーター程度以下の大きさをもつ原子・分子の複合クラスターの新奇な構造と光物性、反応性、磁性を探索し、21-22世紀のナノ機能材料科学の基盤を構築することを目指しています。

渋田 昌弘

KiPAS研究員

渋田 昌弘

(専任講師)

表面物性/ナノクラスター集積/フェムト秒化学

特徴的な物性をもつナノクラスターを精密合成し、基板に秩序集積することで、表面に新しい機能性を付与できると期待しています。このような機能性表面(ナノクラスター薄膜)の探索とともに、機能発現の機構をフェムト(10-15)秒レーザーを用いた局所電子状態計測によって明らかにすることを目指しています。

■「からだの進化、こころの遺伝」を生み出す神経機構の文理融合研究

図
霊長類の生活環境が樹上から大地に変わり、尻尾が退化して二足歩行を獲得していくなかで、私たち「ヒト」が生まれおちました。脳はその過程で急速な肥大を遂げ、新たな身体を巧みに操作する術を獲得します。精緻な身体運動の獲得と他者への伝承はいま、手工芸、身体芸術、スポーツといった、私たちの生活や文化を豊かに彩るさまざまな行為へと発展を遂げています。本研究では、計算論的神経科学や脳イメージング技術を駆使して、身体運動学習を介した文化の形成メカニズムに迫ります。
牛場 潤一

KiPAS主任研究員

牛場 潤一

(生命情報学科 准教授)

神経科学/リハビリテーション医科学/運動制御と運動学習

ヒトは感覚と運動をいかにして統合し,精緻な動作を発現しているのか?ヒト固有の身体運動能力を獲得する過程で、脳はどのように身体性を心に宿したのか?神経システムの持つ様々な謎に魅せられ、神経科学的手法に立脚した研究を進めている。研究成果を医療や芸術へ展開する学術再編纂行為にも関心をもって取り組んでいる。

春日 翔子

KiPAS研究員

春日 翔子

(助教)

計算論神経科学/運動学習/ロボットリハビリテーション

ヒトの潜在的な運動学習を司る脳のシステムを理解するため、工学的アプローチを取り入れた行動実験とモデルベース解析をおこなっています。また、個人が学習した運動技能が他者に伝承されたり、ヒトとヒトの相互作用を通じて運動技能が変化したりするプロセスのモデル化を試みています。